海原へ

「聴いてて絵が浮かぶような音楽でした」
っとこばんちゃん。
それほどまでに、
気持ちが引き上げられるような何かが確かにあった。
始めは“合わせて”たんだけど、
だんだん、
まるで、海原に出ていくかのように、私はどんどん漕ぎ出した。
漕ぎ出した..というより、
ゆうちゃんの音が
漕ぎ出す勇気を後押ししてくれるような、そんな感じ。
大丈夫、もっとゆだねていい、
そう思えた。
そして、自由になった。
ときおり、押し寄せてくるうねりに圧倒されそうになりながら、
そのうねりに、心を震わされて。


こばんちゃんに浮かんだ絵が見たい、と思った。