10月20日にむけて

昼から 福本さんちへ。
みね子さが 中也の詩からオリジナルの一人芝居の脚本を書いてくれた。
演じるのはもちろん みね子さん。
その芝居の流れに 私がピアノ即興で音楽を担当し、
福本さんが パーカッションで色を添える。


お芝居の中に 中也の詩がそのまま出てくるところもあり、
みね子さんの希望により、
ひとつの詩に 私がュージカル調に曲をつけて歌にした。
中に台詞を含め楽しい曲になっている。
単純だけど
ことばの感じを大事にしたつもり。


このように台本があると
先行きがわかるので
先行きを見通して弾くことになるため、
使う調性やリズムなどに ある程度の計画性が必要となってくるが
そのような制約が かえって
たんなる流れ任せの即興と違った緊張感をもたらしてくれるので 
こういうのもいい。
何度か合わせるに従い、
より音楽が密になっていく感じも味わえる。


そして
昨年同様
即興選択朗読 もある。
つまり、
中原中也の詩集から
その場その場の音楽の雰囲気にしたがって選択し、朗読するもの。
私の音楽から どのような詩がみね子さんによって選ばれて 言の葉となっていくか・・・
また、
みね子さんの読み上げる詩から、私の音楽がどのように変化していくか・・・


福本さんの遠慮がちでよく選ばれた音も聞きもの。
たのしみです。