「功名が辻」探訪ドライブ

夫が休暇をとってくれたので、一緒に「功名が辻探訪ドライブ」に出た。
結婚して以来、NHK大河ドラマなんて見たこと無かったけど、夫が司馬遼太郎のフアンのせいか、今年のは最初っから欠かさず見ている。好きな俳優も出演しているのもあるし。
それで、私もちょうど春休み最後でもあったので、長浜やら湖北の方に行ってみよう、ということになった。湖北、特に余呉は、私が学生時代からずっとこの地をいつか訪れてみたい、と思い続けていた場所。電車で行けばすぐなんだけど、行かなかったのは、今日のため?。
それで、今日、ようやくそれが実現した。
木之本過ぎた頃から、だんだん琵琶湖の幅が狭くなり、しかも山が迫ってきて、周りも静かになっていく。
余呉湖は想像していた通り、静かな山あいの美しいところだった。
そばに余呉線の小さな駅がある。
その駅がまた、風情があり、湖と山とに溶け込んで、余呉の風景を一層引き立てているように感じた。
写真を撮り、ボーっとたたずんで、再び車へ。
一気に余呉までいったあとは、木之本の町並みをみて、そして長浜へ行った。
長浜城はちょっとがっかりだった。外見はお城だけど、なかは博物館。大河ドラマにあわせて、あわてて作ったような感じだった。それとも、元からあったのかな?しらないけど。貴重な資料が沢山飾られていて、勉強にはなった。
この後、湖岸道路を通って南へ下る。
途中、宇賀野の道の駅で降りた。ここもまたいいところ。
車をおいて、歩いて散策。一豊の公母の住家や墓があったんだけど、その周辺は昔からの民家が立ち並び、細い路地を抜けていく。農道のような道を歩いたり、小川にそって歩いたり。楽しかった。夕陽が田んぼのむこうに見え始め、これがまた郷愁をあおった。JRで行けば坂田の駅のすぐ裏。ここは訪れるかいがあると思う。
功名が辻」探訪ドライブはここで終了し、ここからひたすら、湖岸線を走って京都に向う。
ここからまだある。
素直に171に出ればいいのに、夫は亀岡に抜けて帰る、と言い出し、暗闇なのに山の中を抜けて帰ることになった。亀岡から能勢、池田へ。暗闇の道は、これはこれでスリルがある。とちゅう、車のライトをわざと消して暗闇体験。都会では味わえない暗さ。闇の底。月明かりも山の木々でさえぎられていた。
驚いたのは、能勢への山越え途中、いきなり大きな大きな雄鹿が出てきたこと。立派な角が生えていた。びっくりしたけど、鹿も驚いただろうな。
次に狼みたいな大きめの動物にも会った。
猿にも会った。イタチも見た。
すごいところだ。
色んな野生の動物達に会いながら、家に着いたのは夜の10時半。
ずいぶん長いドライブだったけど、面白かったよ。
運転ごくろうさん!